三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート!」2009年5月24日放送

ゲンキなおじいちゃん・おばあちゃんの活躍で、花と緑にあふれた農業公園が誕生!
交流の場がとして活用され、高齢者が活躍することで、地域がゲンキに!

県の北勢に位置するいなべ市藤原。

『いなべ市農業公園』は、広さなんと6400㎡。
パークゴルフ場や梅林やぼたん園、四季折々の花が楽しめる庭園に子ども広場・・・農業や自然がテーマの、広大な公園です。

この公園の整備・管理をしているのは、なんと地元のおじいちゃん・おばあちゃん。

公園を造成する際、高齢者活躍の場を作ろうと75歳以上の方々に呼びかけたところ、土木・建築関係の仕事に従事していた6名が集まり、開拓作業からスタート。
その後メンバーは50名以上となり、藤原岳の土石流によって流れ出た大きな石を運んで公園のしきりにするなど、経験と工夫が生かされました。

堆肥をまんべんなく農地に広げていくのも、おじいちゃん・おばあちやんの仕事。
堆肥作りもこの公園内で行っています。
材料となるのは、園内の刈り草や剪定されたもの、さらにいなべ市内の道路や河川の刈り草もこの堆肥舎に運ばれてきます。
まさに循環エコの実践。
梅林などの堆肥として利用する、循環エコを実践しています。

おじいちゃん・おばあちゃんが荒地から開墾するところからはじまり、梅や花の苗をひとつひとつ丹精こめて育てた農業公園。
その努力が実って、3月のうめ祭や5月のぼたん祭は、大勢の見物客が訪れるようになりました。
ちなみに梅の木の数は、なんと約4500本!
さらに毎年、少しずつ増やしていっているそうです。

梅の実は6月下旬に『梅の実もぎ体験』が。
他にも7月下旬~8月上旬には『ブルーベリー狩り体験』が行われるなど、数々のイベントが用意されています。

収穫された梅は体験イベント以外でも利用。
加工工場でさまざまな商品に姿を変え、公園内の売店で販売されています。
もちろんその作業もおじいちゃん・おばあちゃんがおこなっています。

ここまで紹介したとおり、園内の仕事は『植栽就労』『梅加工就労』『石積み就労』の3つの班に分かれています。
それぞれの仕事で、それぞれ培ってきた知識とノウハウを活かし、まさに手作りの公園を作りあげました。
だからこそ毎日の仕事も楽しく、これからの夢も生まれます。
そんなおじいちゃん・おばあちゃんの元気な姿と笑顔が『いなべ市農業公園』を支え、より魅力的な場所にしているのです!

[その他のおもな園内施設]

■農業レストラン『フラール』

地元いなべ市で取れた食材と、公園内で取れた山菜やハーブなどを使用。
安心安全な料理をブッフェ形式で。
メニューは季節によって変わります。
*営業時間:11:00~14:00
*料金:大人800円 子供500円
*定休日:水曜日
*問合せ:TEL 0594-46-6370

■クラインガルデン

滞在して野菜作りを行える、農園付宿泊施設。
年間契約で利用可能です。
*利用料:500000円(年間)光熱水費別途 

■藤原パークゴルフ場

(2009-05-24-013)

*営業時間:9:00〜16:00(定休日 水曜日)
*利用料金:18ホール  
      大人 500円 (1日券 1200円) 子供 300円(1日券 500円)